循環器内科

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循環器内科とは

循環器内科とは

循環器内科とは、体内に血液を循環させている器官である心臓と血管の病気の診断・治療を行う診療科です。私たちが生命を維持するうえで、心臓と血管は非常に重要な器官です。

心臓は1日に約10万回も脈打ち、血液を大動脈に送り込んでいます。心臓には合計で4つの部屋がありますが、これらにはそれぞれ、三尖弁(さんせんべん)・肺動脈弁と呼ばれる血液を取り込む弁と、僧帽弁(そうぼうべん)と大動脈弁と呼ばれる血液を送り出す弁があり、逆流を防ぎ、血液が一方向に流れるような仕組みになっています。

また、血管は動脈や静脈、毛細血管などから構成されています。このうち動脈は非常に丈夫で弾力性があるため、心臓から強い勢いで送り込まれてくる血液の圧力(血圧)にも耐えられるような造りになっています。血液中の栄養素や酸素はそうして運ばれ、毛細血管を通じて全身の細胞に届けられます。一方静脈は、細胞から排出される老廃物が含まれる血液を運び、それらを各器官へと届けるとともに、仕事を終えた血液を心臓へと送り届ける役割を担っています。

心臓や血管に何らかの問題が生じると、こうした働きにも支障が出ます。その結果、心臓や血管だけでなく、全身の様々な器官にもトラブルが起きる他、命に関わるような状態になる可能性があります。

このような事態を解決、予防するための診療科が循環器内科です。

こんな症状があったら循環器内科へ

心臓や血管の病気は急速に悪化し、命に危険を及ぼす場合があるため、以下のような症状が見られる場合は、早い段階で中野区東中野にある中野ひだまりクリニックの循環器内科を受診してください。

  • 胸痛
  • 息切れ
  • 呼吸困難
  • 動悸
  • むくみ
  • 眩暈(めまい)
  • 失神発作
  • 背中の痛み
  • 心臓の鼓動が速い
  • 心臓の鼓動が遅い
  • 心拍のリズムが乱れる など

循環器内科が扱う主な病気

循環器内科では、主に以下のような病気の診断・治療を行います。

狭心症

主な症状は胸部の痛みや圧迫感、息切れ、吐き気やめまいなど。主な原因は動脈硬化に伴い心臓の栄養血管である冠動脈が狭くなることです。狭心症を放置すると、心筋梗塞のリスクが高まります。

心筋梗塞

主な症状は激しい胸の痛み、圧迫感、吐き気、息切れ、冷や汗など。心臓に血液を供給している冠動脈の動脈硬化が主な原因です。放置すると心臓の筋肉が壊死し、心臓が血液を送り出せなくなる可能性があります(心不全)。この場合、全身の臓器障害やショック状態、危険な不整脈など、命に危険が及ぶ事態になる恐れがあります。

不整脈

心臓の鼓動が速くなったり、遅くなったり、もしくは不規則になったりするのが不整脈の主な症状です。この他、めまいや息切れ、胸部不快感なども引き起こします。適切な処置が行われない場合、血液の適切な循環が妨げられる可能性があり、心不全など他の心臓疾患に繋がる恐れがあります。

心不全

主な症状は息切れ、疲れやすさ、足や足首の浮腫など。心臓が血液を十分にポンプできないため、体に必要な酸素や栄養が不足する他、体内の余計な水分や老廃物が排出されなくなります。生命維持の根幹を担う心臓の機能が低下しているため、できるだけ早い段階で適切な治療を受ける必要があります。

高血圧

初期の段階では無症状ですが、重症化すると頭痛、めまい、息切れ、時には血管破裂などを引き起こすことがあります。生活習慣の改善や適切な薬物療法を受けない場合、心臓や血管の損傷が進むため、心筋梗塞や脳卒中などの重篤な合併症のリスクが高まります。

急性大動脈解離

大動脈の壁に亀裂が生じたり、剥がれたりすることで起こる病気で、主な症状は急激な胸部や背中の激しい痛み、めまい、意識喪失など。致命的な出血や臓器の血液供給不足が起こるため、できるだけ早い段階で治療を受ける必要があります。

動脈硬化

初期の段階では自覚症状はありません。しかし進行すると狭心症や心筋梗塞、脳卒中などの症状が現れる可能性があるため、慢性的に血圧が高い方や、健康診断などで高血圧の指摘を受けた方は、早い段階で医療機関を受診することをおすすめします。

動脈瘤

一般的には無症状ですが、大きくなると激しい背中や腹部の痛みが現れることがあります。適切な治療を受けずにいると、動脈瘤が破裂し、命にかかわる出血をもたらす恐れがあります。

循環器内科での主な検査

循環器内科では、主に以下のような検査を通じて病気の診断や治療効果の評価を行います。

心電図

心電図は患者様の体に電極を取り付けて、専用の機器を使用し心臓の電気信号を記録する検査です。心臓のリズムや拍動をグラフ化することで、不整脈や心筋梗塞などの心臓疾患の診断や心臓の健康状態の評価を行います。

ホルター心電図

ホルター心電図は、24時間から48時間にわたって心臓の電気活動を記録する検査です。患者様は日常生活を送りながら、心拍を記録することができるため、生活の中で起こる不整脈の検出が可能です。近年は検査機器の軽量化・小型化が進み、患者様の負担がより軽減されています。

心エコー(経体表心臓超音波検査)

心エコーは、超音波を使用して心臓の構造や機能を評価する検査です。心臓の映像をリアルタイムで表示し、異常を確認することが可能です。心筋梗塞や弁膜症などの心臓の異常を見つけるために使用されます。

血管エコー(経体表血管超音波検査)

血管エコーは、超音波を使用して血管の構造や血流を評価する検査です。狭くなっている血管や血流の異常などを見つけ出し、脳卒中や心筋梗塞などの合併症のリスクを評価します。

上腕足関節血圧比(ABI)

上腕足関節血圧比(ABI)は、足の動脈と腕の動脈の血圧比を測定する検査です。上腕部と足首に血圧計を装着し、それぞれの部位の血圧を測定します。動脈に関わる病気の診断や合併症のリスク評価のために実施します。

当クリニックの循環器内科について

当クリニックの循環器内科について

中野ひだまりクリニックでは、心電図とホルター心電図、心エコーに対応しており、種々の循環器系の病気の診断・治療を行うことが可能です。

心臓・血管の病気は、場合によっては継続的な治療と経過観察が必要なことがあります。

当クリニックは各線東中野駅から徒歩4分、東京メトロ東西線落合駅からも徒歩4分のアクセスしやすい立地にございます。現在の心臓の健康状態の確認はもちろん、すでに抱えておられる循環器系の病気のかかりつけ医としてもご利用いただければ幸いです。

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