院長ごあいさつ

中野ひだまりクリニックの院長 小見山博光です。
私は、順天堂大学医学部で外科を専門に学び、大学院時代の医学研究科で、国立遺伝学研究所でがんの遺伝子研究に没頭しました。その後、順天堂大学医学部附属静岡病院の外科で、救急医療にも従事しました。
私の所属した順天堂大学第一外科は、手術同様に手術前の検査も自ら行い、手術後も患者さんを外来でフォローするという方針でした。このため、手術をした後も患者さんを最後まで見届けたいという思いが膨らみ、2007年、世田谷区で訪問診療専門のクリニックを立ち上げました。
私が外科出身ということもあり、がん患者の方が手術後、自宅に帰ってきた後のサポートをするケースを多くみさせていただき、在宅訪問診療を専門に行っていました。その後10年以上にわたり訪問診療の礎を構築してきましたが、自分自身の故郷であり、なじみの深い中野区で地域貢献したいという思いが徐々に芽生え、2020年に移転をすることを決意しました。
以前のクリニックでは訪問診療専門でしたが、今回開業した中野ひだまりクリニックは、外科・内視鏡検査、訪問診療というこれまでの経験をすべて注ぎ込み、通常の外来、検診による病変の発見から、治療、退院や治療後のケアと、ワンストップで患者さんを支えることができる仕組みを構築していきたいと考えています。
さらに、2020年夏から、介護福祉との連携を図ってまいります。医療だけではなく、介護福祉の窓口を持つことでハードルを下げ、みなさんにより気軽に相談してもらえる拠点にしていきたいと考えています。
- 連携訪問介護事業所「ヘルパーステーション ひだまり」
- 医療依存度高度者優先入居賃貸住宅「メディカルサポートハウス ひだまり」
ケアプランセンター、ヘルパーステーションはありますが、患者さんが元々かかられているヘルパーステーションもケアマネージャーさんは継続していただき、引き続き深い連携をとらせていただけます。
外来・検診では30代〜50代の方々にも定期的にご来院いただくきっかけにしていただき、介護との連携により、家庭の事情や環境など患者さんのバックボーンをより深く知ることができるので、診療方針を決めていく際にも大いに役立ていきます。
ご自身の健康のこと、ご家族の健康のことなどを気がねなくお話をしていただける地域のクリニックになりたい、緩やかに長期的な視点で地域の方とつながりを持てるクリニックでありたいと願っています。
中野ひだまりクリニック
院長 小見山 博光
学歴
- 1998年3月
- 順天堂大学医学部 卒業
- 2007年3月
- 順天堂大学大学院 医学部研究科 卒業 および 学位取得(医学博士)
- 2003年4月 ~2007年5月
- 国立遺伝学研究所 哺乳動物遺伝学研究室 特別研究員
- 2007年4月 ~2012年3月
- 東京大学付属医科学研究所 幹細胞制御領域 客員研究員
学位論文
- Mutations and termination insertion by frame shift in GSDMB are associated with gastric and colorectal
cancer development
(消化管癌発生に伴うGSDMB遺伝子の発現上昇と変異について).
順天堂大学 博士(医学) 甲第840号, 2007-03-20.
経歴
- 1998年5月
- 順天堂大学医学部附属順天堂医院 外科臨床研修医
- 2000年5月
- 順天堂大学医学部附属順天堂医院 第一外科学講座 専攻生
- 2002年5月
- 順天堂大学医学部附属順天堂医院 消化器外科学講座 下部消化管外科学教室 助教
- 2013年1月
- 現在 順天堂大学医学部附属順天堂医院 消化器外科学講座 下部消化管外科学教室 講師
- 2013年5月
- 陽だまり東京クリニック 開院
- 2020年1月
- 中野ひだまりクリニック 開院